先日初めてチャンレンジしていたクラウドファンディングが終了しました。
お陰様で目標の225%を達成することができました。ご協力いただいた方々、本当に感謝です。ありがとうございました。
手探りの中での挑戦でしたが、クラファンに挑戦して色々と学びもあり。
こうすればよかったな~ということも結構あったのでその記録と、今後チャンレンジする方に少しでも役立てばという気持ちでブログに書き記しておこうと思います。
ぱっと読むための見出し
クラウドファンディングの振り返り
まず私が実施していたプロジェクトはこれです↓
私が運営している和漢のセルフケアブランドMEGURIEで新たにお茶を作り、ブランドとして大切にしている国産和漢への想いを知ってほしいという気持ちでスタートしました。
詳細は内容読んでいただいた方が早いので割愛するのですが、ざっくり解説すると…
非売品のつもりで作ったお茶が、すっごくいいものができたので、これは是非とも色んな人に味わってほしい!
と、割と軽い動機ではじめました。
なので、集めた支援の使い道も「お茶の開発費に充てる」としていました。
進めるなかで、国産和漢を増やしたいという気持ちに共感する!というお声をいただいたり、生産者の方から是非とも自分たちの原料をお茶に使ってほしい!などご連絡をいただくようになり。
そのうち少しづつ気持ちの変化が生まれて、ずっと温めてきた「生産者と実需者をつなぐプラットフォームづくり」のアイディアを発表し、集めた支援もそのプラットフォームづくりに充てます!と宣言しました。
目的を変更してからの方が共感いただける方が増え、支援の数も増えていきました。
自分自身も自社商品のPRだけではなく、解決したい課題があるんだ!という気持ちが芽生え、必死でSNSなどで呼びかけましたのでそういう活動を見ていただく上で共感してもらうことが増えたのだと思います。
現金書留でご支援をいただいたこともあり、結果的に集まった支援は340,713円でした。
クラファンこうしときゃよかったという後悔
結果、目標は達成できたのですが、振り返ってみてこうしときゃよかったということを記しておきます。
目標金額の設定
まず目標金額。
当初は開発費の足しになればいいかくらいの気持ちでしたので15万円に設定していました。
これはそもそも途中で目標を変えてしまったというのも悪いのですが、
最初から弱気な目標を設定してしまったのはよくなかったと思ってます。
達成できなかったらイヤだな~恰好悪いな~という気持ちが先行してしまいました。(15万円では正直お茶の開発金額も賄えませんし)
目標金額は後から変えられないので、目的も含めもう少しきっちり固めてからスタートすべきでした。
リターンの金額の設定
クラウドファンディングはクラウドファンディング事業者に手数料をとられます。
私が利用したキャンプファイヤーの場合は17%です。
かなり原価が掛かっているお茶にも関わらず、1袋550円という破格の金額に設定してしまい…
最初は15万集まればいいと思ってたので、全体的にリターンを低めの金額に設定してました。
とはいえ、ティーバック3包のお茶を1万円にもできないから、化粧品とセットにしてそっちで回収できればいいかなと。
でもその読みが甘く、化粧品セットは思ったよりもでませんでした(´・ω・`)ショボーン
実施期間の設定
11/23~1/17の60日間で実施しました。
キャンプファイヤーのマニュアルに60日以内が成功しやすいと書いてあったので。
でも60日は正直長すぎました。
12/16に15万円の目標は達成し、その後中だるみ…
後で詳しく紹介しますがとある本を読んで「このままじゃダメだ!」と奮起し、ネクストゴールを設定しました。
あとお正月挟むとか絶対やっちゃあかんやつですね。
1ヶ月~1ヶ月半くらいで短期集中した方がよかったのかなと思いました。
小さな会社や個人がクラファンで成功するためには
だらだらと後悔を綴っているのですが(笑)でもチャンレンジしたこと自体に後悔はありません。
全く知らない方に知っていただくきっかけになったり、応援のコメントをいただいたり…共感してくれる方がいるというのを知れたことが大きな収穫でした。
小さな会社や個人でもうまくいけば注目されたり、メディアに取り上げられたり、ファンや共感者をつくるチャンスがあると思います。
商品PRだけだと厳しい
クラウドファンディングの活用は色んな目的があるかと思います。
何か成し遂げたいことがあってそのために必要な資金を募る、新商品のテストマーケティング、企業の理念を伝え共感者を増やす、注目度を上げたいなど…
どんな理由にせよ、やはりクラウドファンディングというプラットフォームを利用する意義が重要かと思います。
つまり単なる商品PRだけですと、自分のECでやればいいじゃんって話になる訳です。
目的を明確にして振り切ることが大切だと感じていて、
商品PRだけではない背景にある伝えたい何かが必要だと感じます。
ページめっちゃ大事!常にブラッシュアップする
当然ですけど、クラファンのページを作りこむことはめちゃ大事です。
文字だけだと読んでもらえないから動画やイメージを交えて分かりづらく伝えるよう意識します。
そして、自分の言葉できちんと伝えること。そうじゃないと熱量が伝わりません。
アップした後も開催期間中10回以上修正追記し、最後までブラッシュアップを続けました。
成功して終了した別のプロジェクトも研究して、どういう部分が支持されたのかな?と研究するのもおすすめです。
恥やためらいをかなぐり捨てる
今回、色んな伝手を頼りまくって、法人会員として所属しているJFPPA(一般社団法人 日本薬用機能性植物推進機構)のメルマガで配信してもらったり、ラッキーなことに新聞に取材してもらったりしました。
無料でできるプレスリリースも配信してみましたし、
私が知り得る団体・個人で、和漢に関係ありそうなところにはほぼ連絡もして、情報拡散や支援を依頼し続けました。
当然自分のSNSでも配信しました。最後は結構しつこいぐらいに。
正直、私は知り合いや友人にこの手のお願いするのが苦手です。
だって嫌われたくないじゃないですか。久しぶりに連絡してきて協力お願いするとか厚かましすぎるし。
でも、この本を読んでそんな考えはとりあえず捨てるべきだと学びました。

「東大卒、農家の右腕になる」という本。
農家の小さなカイゼンを綴った著書ですが、クラウドファンディングにも挑戦しておられて、戦略含めクラファン部分が大変参考になりました。
この本を読んでから「このままじゃダメだ!」と奮起し、とにかく恥やためらいをかなぐり捨て色んな方に直接連絡しました。
返事が返ってこない人、クラファンの内容には触れず返信だけくれる方、支援してくれる方、してくれない方、色々いらっしゃいました。
もちろん事情がそれぞれあると思うので、いいんです。支援していただけなくても。大事なのは、そんな結果に一喜一憂しないこと。
とにかくプロジェクト開催中に色んな人に知ってもらってリーチしてもらうことを重視して最後は駆け抜けました。
この本のように色んなメディアに取り上げてもらって取材してもらってっていうのがクラウドファンディングの醍醐味だし理想的な成功のような気がします。
どういう内容にメディアが関心を持ってくれそうかというのを考えるのも大事ですね。そういう意味でも商品PRだけだとやはり厳しいと感じます。
火が点いたのが中盤以降だったのでもっと頑張れたかもという思いもありますが、この本のお陰もあり最終的には達成できました。
何か突破口があればという思いで、本の中に書いてあった農業系のサークルの方にコンタクトとってみたり、Facebookで著者の佐川さんに連絡したりもしました(笑)
もしかしたら頑張りのベクトルにズレがあったかもですが、最後はそれくらい必死でした(笑)
既に自分のお客様が付いていたり、SNSで支持してくれるたくさんのフォロワーがいたりする方は強いと思います。
でもそうじゃない方の方が大半だと思います。
地道に支援をお願いしたり、団体とか影響力のありそうな人に情報の拡散をお願いするなどの努力が必要ですし、爆発力を求めるならメディアに取り上げてもらえる新規性や話題性、社会性などが重要になってきます。
自分のカラーに合った事業者を選ぶ
クラウドファンディングの事業者もたくさんあり、それぞれカラーも違います。
私の場合、マクアケとキャンプファイヤーにしか問い合わせをしなかったのですが、もっと色々比較すればよかったなと思ってます。
マクアケの場合既に販売している商品をリターンに設定できなかったんですよね。
それで、既存の商品もリターンにできて、1人担当者がつくというキャンプファイヤーを選びました。
でも、特段アドバイスをいただける訳でもなく(;´・ω・)プロジェクトの承認下りた後は勝手にどうぞ~って感じでした。
キャンプファイヤー内で広告費掛けないと自分のページに来てもらうのはなかなか難しいです。
キャンプファイヤーのページに上げたからといって人が来てくれて支援してくれる訳ではないのです。
サポートについては他の事業者を使っていないから分からないですけどね…もしかするとどこも似たり寄ったりなのかもしれませんが(^^;
社会貢献系のプロジェクト向きとか、新商品の開発向きとか、内容によって事業者のカラーがあるので、自分のプロジェクトに合った事業者を選んだ方がいいと思います。
いずれにせよどこを使っても手数料は掛かります。
クラファンの手数料分を負担してくれる東京都の助成金などありますので、そういったものも活用してみるといいかと思います!
まとめ
クラファンを終えてみて感じたことや反省点などをまとめました。
振り返ると反省点については自分のリサーチ不足によるところが大きいですね(汗)
でも色々考えてチャレンジしないよりは、やってみて反省して次につなげていくことの方が生産的だと思います。
結構大変だったし心も何度か折れたけど、チャレンジして本当によかったと思ってます。
数百万の支援を集める方もいる中、金額的には決して大きくはないです。
でも、わざわざ時間を割いて、面倒な登録を経て支援してくれた方がいるということに勇気づけられました。ひとりひとりの方に本当に感謝しかないです。
クラファンを終えて、いつも応援してもらえる自分でいないといけないなと、強く思いました。
支援してくれた方、情報拡散してくれた方、改めて本当にありがとうございました。
和漢のプラットフォームづくりに向けて引き続き頑張っていきます!

MEGURIEは韓国コスメを試しまくった管理人が開発した和漢のスキンケアブランド。
人々の暮らしに根付いた韓方(ハンバン)のエッセンスを取り入れるために美容がご専門の女性韓医師に和漢素材を監修してもらいました。
畑からこだわった素材や韓国コスメのようなもっちり感などこだわりを詰め込んでいます♪