コスメ開発レポ

【化粧品開発レポ④】稀少な伝統野菜三重のイセイモをサンヤクの素材に

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ブログにお越しいただきありがとうございます。韓国美容研究家のmiyuです。

韓国コスメや美容好き、漢方・韓方が好き。そんなことが高じてオリジナルの化粧品ブランドを立ち上げています。

普段は韓国の美容情報を中心にまとめているこのブログですが、自分のブランド立ち上げの経緯や過程も記録していきたいと思っています!

今回はコスメ開発レポの第4弾をお届けします。

\第1~第3弾はこちら/

開発レポその①
【化粧品開発レポ】1年かけて巡り合えた韓医師に監修してもらいました韓国コスメ大好き!美容大好き!な私。美容好きが高じて現在オリジナルの化粧品ブランドを立ち上げています。 このブログの基本的な目的は、韓国の美容情報を紹介していくことですが、記録として化粧品開発のことについてもまとめていきたいと思います。 今回は化粧品開発レポ第一回目をお届けします。 ...
開発レポその②
【化粧品開発レポ②】無農薬国産漢方原料を配合したい!ブログにお越しいただきありがとうございます。韓国美容研究家のmiyuです。 韓国コスメや美容好き、漢方・韓方が好き。そんなことが高...
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【化粧品開発レポ③】トウキ生産者千葉県の高橋植物園で定植してきましたブログにお越しいただきありがとうございます。韓国美容研究家のmiyuです。 韓国コスメや美容好き、漢方・韓方が好き。そんなことが高...

三重県の伝統野菜イセイモがとても美味しかった

突然ですが、三重県の伝統野菜の伊勢イモってご存知でしょうか?

イセイモ

ヤマノイモ科ツクネイモ類に属し、300年前から三重県の一部の地域でのみ栽培されている稀少なイモです。

ヤマイモやナガイモの親戚ですが、私のこぶしよりも大きい。

イセイモ

化粧品原料の件でご協力いただいている千葉大の渡辺先生にイセイモをいただいたのですが・・・他のイモとの一番の違いが粘り気なんです。

イセイモ

見てください!この粘り気!

餅か!?と思う粘り。水分量が少なく、普通のとろろとは訳が違います。

味もすごくおいしい。汁物に入れてもしっかり食べ応えがあります。

私のお気に入りはうどんと卵と海苔を合わせた食べ方。ホントに美味です。

実はこのイセイモ、市場価格では2㎏で4,000円くらいする高価で稀少なお芋なのです…!

美味しいのは分かった。でも、なぜ化粧品にイモが出てくるの??と疑問をお持ちですよね(;´∀`)

実は、長芋は漢方生薬の「サンヤク」として用いられる素材なんです。

サンヤクの原料は山芋や長芋

漢方の生薬としても用いられる「サンヤク」

サンヤク

東洋医学では気を補う「補気」や消化機能を補う「健脾」の役割があるとされています。

用いられるのは一般的に長芋で、皮を剥いて乾燥させたものが使われます。

サンヤクは漢字では山薬と書きますし、まさに山からいただくお薬なのです。

美容効果としても高く、肌のコラーゲン合成を促進させるアンチエイジングと保湿効果が期待できる原料の可能性があるとのことで、韓医師のチェ先生からも推薦されていた素材。

化粧品にサンヤクを配合しようと思う、と渡辺先生に相談したところ、イセイモを教えていただいたのでした。

サンヤク

伊勢いもはナガイモに比べて水分量が少なく、炭水化物が多いことから、粘液性糖タンパク質などの滋養・強壮効果のある成分が一般のナガイモより多く含まれているとのこと。

つまり、サンヤクとしての滋養・強壮効果が高くなるそうです。

三重県のイセイモ生産現場にお邪魔してきました

千葉大の渡辺先生と一緒に三重県の生産地にお邪魔してきました。

松阪駅

名古屋から特急電車で約1時間ちょっと。三重県の松阪駅から少し行ったところにある多気町という場所です。

渡辺先生と一緒に共同研究をおこなってらっしゃる、地元企業ミエテックの沼田さんが案内してくださいました。

三重イセイモの生産現場

自治体に畑を借りて現在栽培されているというイセイモの畑です。

肥沃な水はけのよい土地でないと育たないというイセイモ。

収穫が終わった畑は翌年は水田として使い、交互に使用するのが一般的な作り方なんだそうです。

イセイモは危機的状況にあるらしい

三重の伝統野菜にも指定されているイセイモですが、現在は作り手の高齢化などで作付け面積が減り危機的状況にあるのだとか。

なんと生産者の平均年齢は80歳を超えているそうです。

昔ながらの伝統的な農法で作付けされており、手間がかかるため作り手は減る一方。

普通のナガイモを育てるのに比べて5倍くらい大変なんだそうです。

三重イセイモの生産現場

かつては宮中行事にヤマノイモの代表として献上されたこともある由緒あるイモだそうで、生産されなくなるのは勿体ないですよね。

そんなイセイモをどうにか復興させようと、地元企業や農家、自治体が一緒に勉強会を開催したり、技術を改善して農法を効率化させようと努力されています。

三重イセイモの生産現場
▲ミエテックの沼田さんと

「昔からある英知を再整備していくことで効率的に栽培していきたい。けれど、栽培方法を変えすぎると別の物になってしまうから、まずは従来の作り方をマスターして、減らせるものは何なのかを検証していきたい」とイセイモ作りの意気込みを話してくださいました。

また収穫の際にお邪魔させていただこうと思っています!

サンヤクとして化粧品原料に使用します

気を補って、気を巡らせていくことが、漢方的な考え方においては大切です。

私自身、首を絞めつけられるような喉の違和感にずっと悩まされてきました。

病院に行っても検査しても原因が分からずにいましたが、東洋医学では梅核気(バイカクキ)といって気の滞り、つまりストレスが原因で起こる症状だと知りました。

この経験がきっかけで、西洋医学では病名がつかないようもの、特にストレス性のものには東洋医学的アプローチがいいのではと考えるようになったのです。

そんな訳で個人的に気を補って巡らせることをすごく重視してますし、実は、MEGURIEのロゴはサンヤクの植物部分をモチーフにしているんです♡

イセイモの葉
(白いお花とハート型の葉っぱが特徴!)

とはいえ、お肌に塗った時のサンヤクは、気を補うというより保湿成分としての役割です。

伝統的に価値があり、ナガイモより栄養価も高く、そして何より美味しいイセイモ。

そんなイセイモから抽出したエキスを化粧品に高濃度配合することで、製品の付加価値を高められるのではと思っています。

多気町で収穫されたイセイモを分けていただき、安全性の試験や抽出など半年かけてオリジナル原料として開発しました!

次回は実際の製品開発の現場をもう少し詳しくお届けしたいと思います♪

ABOUT ME
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韓国美容研究家/コスメコンシェルジュ/化粧品成分上級スペシャリスト/薬事法管理者/元韓国企業OL/アラサー/韓方好き/ お肌と心を癒す韓方・漢方コスメを開発中♡ 詳しくは以下のブログリンクから